クラウドPBXの料金相場は?料金の仕組みを解説
PBXはビジネスの場で利用される電話システムですが、今注目なのが「クラウドPBX」。
クラウドPBXは、従来オフィス内に設置するPBXをインターネットのクラウド上に構築する電話システム。利用することで、PBXの購入・設置費が不要、さらに電話工事も必要なくなるので、導入費用を大幅に削減できます。
ただし、費用は抑えられてもクラウドPBXを利用するためには料金は当然必要。
でも、クラウドPBXの料金といっても仕組みや相場が分からない方がほとんどではないでしょうか?
ということで今回は、クラウドPBXの料金の仕組みと相場をご紹介いたします。
▶︎目次
1.クラウドPBXの料金の仕組み
クラウドPBXとは、先程も説明した通り、従来オフィス内に設置するPBXをインターネットのクラウド上に構築する電話システム。
まず、クラウドは「クラウドコンピューター」のこと。身近なサービスとして、DropboxやGoogle Driveなどのクラウドストレージが挙げられます。
次に、PBXは「電話交換機」のこと。機能はご存知の方も多いかと思いますが、主に外線・内線電話などの機能を制御する働きをしています。
では、クラウドPBXが何かといえば、PBXをインターネット上に展開して、利用するユーザーはインターネット経由でPBXにアクセスして通話や通信ができるシステムの総称です。
その仕組みや利用するメリットなどは、当サイト内の『クラウドPBXとは?仕組みやメリットを解説!』で詳しく紹介しているので、興味がある方は是非ご覧ください。
クラウドPBXの料金の仕組み
そこで、気になるクラウドPBXの料金の仕組みはといえば、一般的な電話とほぼ同じ。
導入するための初期費用。
さらに、毎月の月額料金となる
・月額基本料金
・通話料
がそれぞれ必要になります。
それぞれの料金相場は次項でご紹介しますが、まずは見積もりを提示してもらうことが大切です。
2.クラウドPBXの料金相場
クラウドPBXで必要となる料金に関して、それぞれの相場を簡単にご紹介いたします。
初期費用
初期費用は、従来のPBXでは、機器の購入・設置、配線などの電話工事が必要になりますが、クラウドPBXはそれらの料金は不要。
ただし、サービスへの申し込みの際、サーバーへの登録やシステムの設定などの初期費用が必要になります。
その初期費用は、概ね10,000円~が相場。
各サービス提供会社で独自の設定を行っているので、ある程度の相場になってしまいます。
実際にクラウドPBX各社の初期費用は以下の通り。
・BIZTEL:50,000円~300,000円
・ひかりクラウドPBX:15,000円
・naisenクラウド:10,000円
・MOT/TEL:29,000円~59,800円
・TramPBX Cloud:15,000円~
月額基本料金
月額基本料金に関しては、クラウドPBX各社でそれぞれ独自のプランが用意され、こちらも相場の算出は困難。
先程と同様にクラウドPBX各社の月額基本料金を見ていきましょう。
・BIZTEL:21,000円~80,000円
・ひかりクラウドPBX:10,000円~25,000円
・naisenクラウド:2,000円~10,000円
・MOT/TEL:3,980円~9,800円
・TramPBX Cloud:1,500円/1user
通話料
通話料に関しては、固定電話で8円/3分が相場。
携帯電話はクラウドPBX各社で設定が異なり、15円/1分~16円/1分程度が相場となります。
ただし、初期費用や月額料金を安く設定している会社では、通話料を高く設定してあるケースがあるので注意が必要です。
以上、クラウドPBXの料金相場をご紹介しましたが、通話料以外の初期費用や月額基本料金については、クラウドPBX各社で設定が大きく異なるので、導入を検討の際は見積もりの提示は必須です。
3.まとめ
オフィスの電話システムとして注目の「クラウドPBX」。
利用することで、初期費用や毎月のランニングコストの削減に繋げることができます。
今回は、クラウドPBXで必要な料金のご紹介でしたが、一般的な電話と同様に初期費用や月額基本料金、通話料は必要になります。
ご紹介した通り、通話料以外の初期費用や月額基本料金は、クラウドPBX各社で設定が大きく異なるので、まずは見積もりを出してもらうのが重要。できれば複数社から見積もりを徴収して、できるだけ安くてサービスに優れたクラウドPBXを選ぶようにしましょう。